2026-03-26|世界を驚かせたSoraが突然のさよなら。その理由は…

3月もいよいよ終盤。夜の街を歩く風が随分と生ぬるくなってきたなと感じる。

さて今日は、俺にとってはちょっとばかり衝撃的なニュースの話をしたいと思う。
ChatGPTで有名なOpenAIがリリースした驚異の動画生成AI「Sora2」が、サービス終了になるらしい。

約半年前のリリース当初、界隈の熱狂に乗っかって真っ先に触ってみたのを覚えている。日本語のプロンプトを適当に打ち込むだけで吐き出される10秒の映像は、もはやドラマのワンシーンのよう。不自然な描写もかなり少なくなり、カメラワークやカットの指示まで対応できる。

これはマジで、「個人が映画監督になれる日も近いのでは?」と興奮した。
そんな、世界中の度肝を抜いたサービスが・・・たったの半年で幕を閉じることになるとは。

なぜサービスをクローズすることになったのか?
その明確な理由は不明だが、ネット上にはいくつかの憶測が飛び交っている。
学習データの著作権問題で揉めているとか、多額のランニングコストの割にアクティブユーザーの伸びが下回ったとか。

これらを含めた要因が絡まり合った結果だろうけど・・・
まぁ要するに、ビジネスとして持続可能なモデルではなかった、ということだな。

かくいう俺自身を振り返ってみると、「ユーザー離れ」の原因の一端が少し分かる。
リリース時の熱狂はどこへいったのか、実は最近、動画生成AIにはタッチしていなかった。
そう、ぶっちゃけ、飽きていた。

いや、飽きたというと少し語弊があるかもしれない。
単純に、動画というフォーマットは重すぎた。画像生成AIであれば、何枚もバリエーションを出して、プロンプトを微調整しながらサクサクと進められる。しかし、動画ではそうはいかない。データ容量を食うのはもちろんのこと、1回の生成と吟味に時間がかかる。動画で試行回数を重ねるのはなかなか大変だ。「自分の手でアニメやショートフィルムを作りたい!」という、熱いクリエイター気質に溢れた人なら良いだろうけど。

そして、ここからが本音というか、言いにくいところなのだが。

結局、俺たちのような独身のオジサンが、夜な夜なプライベートな時間を削ってまでこっそり動画を生成して使いたい用途なんて・・・まあ、言葉を選ばずに言えば、十中八九「いかがわしいもの」になってしまうわけだ。

汗臭いオジサンが、花の妖精が舞うようなファンタジー動画を作ってどうするんだって話。
え、いかがわしい動画を作りたいのは俺だけか?笑

いやいや、そんなことはない。歴史を振り返っても、VHSからVRに至るまで、テクノロジーの進化の裏にはいつだって人間の根源的でエロティックな欲求が潜んできたんだからな!

まぁ、とはいってもSoraのコンテンツポリシーはなかなかに厳しく、セクシーや暴力的な表現はすぐ弾かれてしまうんだけども。清く正しく美しい、映画やCM風の映像しか作れないとなれば、そりゃあ血の通ったユーザーの足も遠のくのは必然。高い課金をして、時間とPCのリソースを使って、誰が見るでもない「ただ綺麗なだけの風景動画」を作って何が楽しいんだ、という話になる。

今後、再び動画生成に手を出すとしたら・・・やはり「Spicyモード」がある制限のゆるーいGrokになるのかな。笑
人間の欲望というのは、最先端のAIが提示する小綺麗な倫理フィルターよりもずっと泥臭くて、そしてはるかにタフなのだ!

世界をあっと言わせたSoraのあっけない幕引き。
そこに一抹の寂しさ、というか虚しさを覚えつつも、結局は自分の手の届く範囲のリアルな欲望に戻ってくる自分に苦笑してしまう。AIが今後どれだけ信じられないスピードで進化しようと、結局最後は「俺自身がそれをどう楽しむか」「俺の生活をどう豊かにするか」という、非常にミニマムでアナログな感情に行き着く。

それにしても、今年に入ってからOpenAIはあまりいいニュースを聞かない。
果たして大丈夫なんだろうか?

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