連休から少し日が経ってしまった。
カレンダー通りの日常に戻り、毎朝のルーティンであるプロテインを流し込みながら(最近、クレアチンもプラス)、デュアルモニターの光を浴びて仕事のタスクをこなす日々。とはいえ、まだどこか体にあの時の「完全に弛緩した感覚」が残っているような気がしている。なんだか、キーボードを叩く指先まで少しだけ軽くなったような、そんな心地よい余韻。
2月後半の連休は、思い切って「サウナホテル」なるものに足を運んできた。
SNSで偶然見つけた場所なのだが、直感で「ここは行くべきだ」とアラートが鳴った。
目的はただ一つ。
日々の喧騒から完全に離れて、心身を徹底的にリフレッシュ、いや、自分自身をオーバーホールするため。
40歳を過ぎてからというもの、疲れの抜け方が明らかに20代、30代の頃とは違う。
昔は徹夜してもなんとか頑張れたが、今は徹夜なんて不可能。睡眠が5時間を切るだけでパフォーマンスはガタ落ち。ジムにも行ってられない。休息は、切実かつ計画的なタスクに変わってしまった。悲しいかな、これも老いという現実だ。
そんなこんなで、オフの時間の使い方は年々シビアになっている。
より「効率的」で「高品質」な「癒やし」を求めるようになってきたのだ。
そこで今回目に留まったのが、客室に専用のサウナが完備されているという贅沢なホテル。
これまで、昔ながらの銭湯から若者で溢れかえる話題のサウナ施設、さらには、わざわざ車を走らせて行ったアウトドアサウナなど、色々なサウナを巡ってきた。けれど、いわゆる「プライベートサウナ」というのは、実はこれが初めて。
チェックインを済ませて部屋に入ると、ほのかに香るヒノキ。
ベッドの隣には、客室では目にしたことのない扉とこじんまりしたサウナルーム。
部屋の奥には、優しくフィットする高級感のあるリクライニングチェア。
おお、完璧だ・・・!
さっそく服を脱ぎ捨て、熱気とヒノキの香りに満ちたサウナ室へ。
誰かの汗の匂いや、耳障りな話し声、良いポジションを確保するための無言のプレッシャーなんてものは、ここには一切存在しない。ただ静かに、セルフロウリュをした時にストーンが鳴らす「ジュウゥゥ」という心地よい音だけをBGMに、流れ落ちる自分の汗と、内面と向き合うだけの贅沢な時間。
限界まで熱を身体に取り込んだ後は、他人の目を気にせずバスタブの水風呂へダイブ。汗を流す必要すらない。
そして、拭き取りもそこそこにリクライニングチェアへ。
・・・・ととのいました↑
おまけに、備え付けの冷蔵庫には自分好みに冷やしたドリンクが揃っている。
定番の「オロポ」を一気に飲み干し、落ち着いたころにはフルーティーなクラフトビールを傾けながら余韻に浸る。喉を潤しながらフワフワとした頭で休憩していると、ふと視界の端に、真っ白でふかふかの巨大なホテルベッドが入ってきた。
あぁそうか、ここはホテルか。
パブリックなサウナで極限までリラックスした後、あのけだるい身体に鞭打って服を着て、電車に乗ったり車を運転して帰路につく必要がない。ととのった状態のまま一直線にベッドにダイブして、シーツに包まりながら眠りにつける。この「ととのい」から「深い睡眠」へのシームレスな移行はやばい。笑
一度味わえば、もう後には戻れないかもしれない。笑
すっかり、このプライベートなサウナホテルの魅力にやられてしまった。
日常に忙殺されそうになったら、また定期的にここへ通って、すり減った心とガタがきた体をフルオーバーホールする場所にしたい。
・・・まあ、俺の財布の許容範囲が続く限りという、かなり現実的でシビアな問題はあるんだが。笑
明日からもまた、この極上の怠惰と至福の時間を味わうために、日々の仕事をこなしていくしかないか。自分の欲求のために働き、稼いだ金で最高の癒やしを買う。これもまた、悪くない大人の日常・・・か?


