2025-12-21|結局午前3時までバカ騒ぎして、幸せな後悔

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今の俺の体調を正直に言うなら、昨日のベンチプレスで追い込んだ大胸筋の張りよりも、頭と内臓の重さの方が勝っている。情けない話だが、完全に二日酔いだ。鏡に映る顔は少しむくんでいて、自慢の胸板もなんとなく精彩を欠いて見える。

昨夜のことだ。「今日は軽く流そう」と、あれほど自分に言い聞かせていたはずだった。いつもの店に顔を出し、馴染みのマスターと二、三言交わして、グラスを傾ける。予定では2時間、長くても3時間。日付が変わる前には帰宅して、しっかり水とプロテインを飲んでぐっすり眠るつもりだった。40歳という年齢を考えれば、身体のメンテナンスがいかに重要かは身に染みて分かっているからだ。

だが、そんな固い決意も、気の合う仲間たちと酒を交わすうちに脆くも崩れ去ってしまった。(いつものこと)

集まっていたのは、その店で知り合った常連たち。酒が進むにつれて声のボリュームは上がり、笑い声が店内に響く。誰かが冗談を言えば、また誰かがツッコミを入れる。ぶっちゃけ、会話に大して中身はなかったが、逆にそれがいい。そんな時間を過ごしているうちに、俺の中の時計は完全に止まってしまった。

ハッと気づいたときには(いや、気づいてはいたんだが、気づかないふりをしていた)、とっくに終電の時間は過ぎていた。何軒か飲み屋をはしごして、気がつくと午前3時。「またやっちまった」という焦りと、「まあいいか」という開き直りが入り混じる。結局、ふらつく足取りで店を出て、タクシーを拾った。

翌朝目が覚めると・・・怠さと頭の痛さがやばい。あぁ、またやってしまったという後悔。こういうときは、決まって何もできずに一日が終わる。反省会をする気力すらない。財布の中身も心もとなくなってしまっている。

一方、昨夜の出来事を改めて思うと、俺って幸せだなぁとも思う。40歳にもなって、利害関係抜きで笑い合えるツレがいること。時間を忘れて、学生のようなノリでバカ騒ぎができる場所があること。それは、この歳になればなるほど、当たり前のものではなくなっていく。世間体や立場、様々なしがらみの中で生きる俺たちにとって、あの場所とあの時間は、何物にも代えがたい「解放」の時間だ。

二日酔いの頭痛は、楽しかった時間の代償としては妥当なものかもしれない。こうして後悔と反省を繰り返しながらも、俺はまた、懲りずに飲みに行ってしまうのだろう。それはそれで、いい人生かもな。

とはいえ、まずは水を大量に飲んで、この身体を現実に引き戻さないと。そして今夜は酒を抜き、明日はまたジムで、このたるんだ精神ごと鍛え直すとしよう。

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